VOL 217|フローリング
フローリングのこげ跡補修
2010.01.18作業時間2人工
料金100,000円+税
今日は久しぶりの現場ネタです。昨日このブログの愛読者(?)の方からメールで「つまらん替え歌はやめた方がいいですよ」とい忠告を頂きました。これも補修業に邁進しなさいとの声かもしれません。
さぁ今日は、うちのスタッフが二人で丸一日かかった補修例です。
写真は賃貸物件の床ですが、たこ足配線による発熱発火でできた焦げというより、小さな火災ですね。全11ピースにわたり燃え、そのうち2ピースは床材自身が焼けてなくなり裏に付いているクッション材しか残っていない状態です。
よく火事にならなかったと思いますが、この状態での退去は言い逃れができないので修理費用もかなり覚悟しなければならないでしょう。
まず、焦げた部分を削り取り、消失した部分は合板を切って厚みを調整して埋め込みます。その上にパテを盛って面出しをするのですが、ここで問題発生!
燃えた部分だけでなくその周りが燃えた時の熱のせいなのか、床材がやせてすり鉢状に薄く陥没しているではありませんか。
結局燃えた部分の境い目から5cm以上も余分にパテを盛ることになりました。盛っては削り盛っては削りを繰り返すこと数回。ようやく面出しが終わったら今度は11ピース分の木目を再現するという気の遠くなるような作業でした。
今回は予想をはるかに超えた未知の領域で、予定の時間も大幅に超えてしまいましたが何とか完了で来て良かったです。
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