VOL 199|ドア
ドアの破れと小キズを補修
2009.11.15作業時間4時間
料金30,000円+税
写真は飲食店のトイレのドアです。どうやらお客さんが蹴った様で、縦15cm横10cmくらい破れてしまっています。このような破れは見た目より広範囲に渡って凹んでいることが多く、今回も下側は中に横ざんが入っていた為大丈夫でしたが、上側は更に15cmくらい上まで凹みが伸びていました。
普通これだけ大きな傷はパテを打って削り出して面出ししますが、今回は面材が突き板の染色物なので、面出しの際ペーパーを大胆にかけると色付けの面積が大きくなってしまいます。
それを嫌って今回は樹脂で埋めることにしました。これだけの面積をコテで面出しするのは技術がいりますが、営業中の店がパテの粉まみれになるのは避けたかったこともあります。
フラッシュの内部にウエス入れて瞬着で固めて下地を作り、その上にエポキシパテを面より控えて打ちます。更にその上に樹脂を盛って最小限のペーパーがけで面出しし、木目も再現してご覧の通り。
もう1か所小さな破れと合わせて4時間で無事終了しました。トイレの前がそれほど明るくなかったことと、木目のはっきりした濃い色合いだったのも幸いでした。
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