VOL 89|補修考
ーフローリング補修考ー
2008.09.10今回は補修やさん向けです。前回の続きになりますが、ペットのシミ等で内部がMDF(木くずを固めた材料)の場合に、一度水分が染み込むとその部分が膨張しワタワタになる為、樹脂で平らを出そうとしても上手く平らが出ないという経験はありませんか?
この状態は他にもあり、例えばビス穴隠しに大工さんがボンドコークを詰めたとき、コーク中の水分がMDFに染み込みその後蒸発することで、ビス穴の周りが膨らみこんもりしている枠や床を見たことがあると思います。
この時、傷口を広げたくない余りに周りをそのまま直そうとすると、熱でワタワタ内の空気が膨張したりして決して良い仕上がりになりません。そんな時は思い切ってワタワタの部分を切開し、H社の瞬間接着剤BR100を流し込みます。BR100は元H社の開発担当者曰く、「普通の液状瞬接の20倍くらい粘性が低く吸い込み力が段違い!」というだけあって、ワタワタ部分の周りに深く浸透し、強力に固める為、後の作業性が上がり仕上がりも美しくなります。
こう言ったちょっとしたコツで技術がレベルアップするはずです。一度試してみてください。(o^-^o)
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