VOL 51|社長のつぶやき
補修の七つ道具 ~充填剤編~
2008.04.25先回いつだったか忘れてしまった七つ道具編です。今回は充填剤です。
充填剤とは、傷口に埋めてヘコミを平らにするための材料です。
写真の2種類は補修屋がよく使う代表的なものです。左側の細長いほうがプレインスティックといってアメリカ製のもので主剤はシュラックという天然樹脂です。右側の短い方がハードワックスといってドイツ製のもので主剤はパラフィン系で、共に熱で融かして充填します。
融かす道具は・・・・。はい、そうですね。先回勉強したガスゴテでしたね。初めて聞く人や忘れてしまった人は1月24日のブログを読み返してください。
ここで注意すべき点は、融解温度です。プレインスティックの方は180℃位。一方のハードワックスは95℃位です。従って、床暖房の入った床の補修にはプレインスティイクの方がより合っているようです。ただ、ハードワックスの方が色の顔料を多くできる為、傷口の隠ぺい力が強いという長所もあり、それぞれの特徴を理解した上で使うことが重要です。
その他にエポキシ系等のパテ類で充填する場合もあります。強度を必要とする場所や、傷口が大きくて樹脂では平らにしにくいときに使います。こちらは一度固まると溶剤にも溶けないという長所もあります。
一口に充填剤と言ってもいろいろです。それぞれの長所や短所を知り、ケースバイケースで使い分け、耐久性と仕上がりをあげたいですね!
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