VOL 276|プライベート
曼珠沙華
2010.10.01
別名「彼岸花」〈ヒガンバナ〉
新村出先生の広辞苑によると、ヒガンバナ科の多年草。田のあぜ、墓地など人家近くに自生。
秋の彼岸の頃30㎝内外の一茎を出し、頂端に赤色の花を多数開く。花被は六片で外側に反り、雌しべ雄しべは長く突出。冬のはじめ頃から線状の葉を出し、翌年の春枯れる。
有毒植物だが鱗茎が石蒜(せきさん)といい、薬用糊料とする。
カミソリバナ、シビトバナ、トウロウバナ、マンジュシャゲ
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私の少ない知識の中では、ヒガンバナには体内時計があるとのことで、彼岸の日の近くで毎年計った様に同じ日に咲く。ただ、その正確と思われていた体内時計も何年か前から狂いだしているという。
特に今年の猛暑はその時計を大幅に狂わせたらしく、今日の現場のひとつの鈴鹿では、彼岸を1週間も過ぎた10月でも満開の所があるほど。やはり、温暖化の影響でしょうか。
そして広辞苑にもあるように、その生き方には多くの植物とは全く違う大きな特徴があります。
それは「春から秋まで土の中」と、いうことです。本来なら暖かく日光も多く当たることのできる植物にとって最も良い季節を捨て、他の植物が休眠する秋から春までを生長の時期に選んでいるのです。その潔さには目を見張ります。
進化のガラパコス化と言う面もあるでしょうが、他人のやらない方法を極限まで伸ばし独自の進化で生き残りを図る・・・。何となく中小企業の経営術にも似ている様な気がしなくもありません。
また、毒を持っている半面薬にもなりうるとは一寸羨ましい感じさえします。
酔った勢いで一寸考え過ぎたかなぁ~。
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