VOL 252|プライベート
蝶の羽化に思う
2010.05.27
写真はツマグロヒョウモンという蝶で、昆虫の中では珍しくメスの方がきれいな蝶です。
名前の通りメスの翅(ハネ)のツマ(ヘリ)が黒く、翅に豹柄(ヒョウガラ)の紋がある蝶で、スミレ科(パンジー、ビオラ等)の植物を食草とします。
幼虫は黒とオレンジのポップ(グロテスク?)な配色で、見る人の目を奪います。
これが蛹になるとトゲの形が勇ましい茶色一色になるのですが、そのトゲの一部が5対10個にわたって小粒のダイヤモンドのように金色に輝き何ともいえずきれいです。
そして羽化すると力強く美しい蝶へと変身を遂げるのです。
我が家では毎年玄関周りにビオラを植える関係でこの幼虫に出会います。今年は久しぶりに蛹化直前の大きな幼虫を見つけたのでケースで飼い、羽化まで観察することにしました。
ケースの中で3匹、庭で3匹の計6匹が蛹になり、現在3匹無事羽化し元気良く飛び立っていきました。ただ、1匹はだんだん小さくしなびてしまい、おそらく死んでしまったと思われます。
現在2匹がまだ羽化せずちょっと心配しております。今年は天候不順で虫たちにとっても過酷な年なのかもしれません。
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