VOL 189|プライベート
むかご
2009.10.11
今日は見事な秋晴れ。嫁さんと二人で長久手方面に散策に出かけました。
なんでわざわざ長久手かと言うと、この時期真っ先に黄色く色付く自然薯(ジネンジョ)の葉っぱを見つけ、それを頼りにムカゴを採る楽しみがあるからです。
ムカゴって知ってます?自然薯とは正式にヤマノイモといって、土中のイモから伸びるつる性の植物で、葉は縦長のハート型をしており、イモは毎年更新して大きくなります。10年物のイモは長さ1mを超え粘りがあって美味です。
夏に咲く白い花の後にできる種子の房(属名テングッパナ)から落ちる羽根状の種の他、秋になると葉の付け根にできるムカゴ(珠芽)でも増え、このムカゴはイモと同じ味がします。
お米と一緒に炊いてムカゴご飯にしたり、塩ゆでや素揚げにして塩をまぶすとお酒のおつまみにもなります。
補修の仕事をするまではこの自然薯を掘ってトロロを作るのが趣味でしたが、腰の負担が大きくもう何年も掘っていません。それでも体育の日の頃には山道を車で走ると、道沿いの黄色いハート型の葉っぱを探してしまいます。
今日の山はまだ夏の香りが残り、秋の気配はわずかで自然薯の葉っぱも青々としていました。それでも2時間うっすら汗をかきながらの散策で根気よく集め両手いっぱいのムカゴが集まりました。
早速素揚げにして晩酌のつまみにしてみました。横に添えてあるのは道すがら見つけたムラサキシキブです。自然の中で季節の移り変わりを感じ旬を味わう。日頃シンナー臭い仕事の中、久々にすがすがしい時間を過ごせました。
他の写真は今日山で出会った山の精です。アケビ、クサギ、ムラサキシキブ、ノブドウ、そしてまだ色付いていませんがサルトリイバラです。
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