VOL 220|プライベート
旧友 逝く
2010.01.28一昨日入った突然の旧友の訃報に驚き、悲しみに暮れています。今日その彼の告別式に大阪まで行ってきました。私が学生の時、何年か過ごした寮の同期で、大きく影響を受けた友人の一人でした。
当時、何不自由なく育ちノンポリの学生だった私の知らない世界を彼は教えてくれたのです。バイト代が入ると安酒を飲み、酔うと人生観を語り合いよく説教をされたものです。当時はそういう時代でした。レッドツェッペリンの「天国への階段」を弾き、ホンヨンウンの「熱い街」を教えてくれ、こよなく酒を愛し、強いスピリッツを持った男で彼の本物の重みのある言動の前には反体制を謳ったその頃の論理も薄っぺらく聞こえたものです。
寮生の仲間も集まり彼の死と言う受け入れがたい事実を何とか受け止め、自分なりに消化してきました。
私も今までは自分らしい生き方を考えてきましたが、アラフィーになり、自分らしい死に方も考えさせられる彼の死でした。
彼の好きだったジャズの流れる会場で
「天国への階段」を登る彼を見たような気がしました。
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