VOL 259|その他の補修
ムク材天井照明用ダメ穴補修です
2010.07.04作業時間この部分の作業時間は30分
料金他の補修と併せて2時間で20,000円+税です
国産材をふんだんに使用したのが売りの住宅です。床材も桧のムク材にミツロウ仕上げ。
更に階段笠木、キッチンカウンターや額縁までもムク材の無塗装とこだわった家で、壁は和紙なのか和紙調なのか判りませんが、触るのも怖いです。
この時期汗だくの体で壁にもたれたり床に座るだけでもシミになりそうで、余り長居したくない現場です。
キッチンの天井もご覧のようにムク材が貼ってあります。照明用の配線の場所を間違えたのか、変更になったのかは不明ですが、ダメ穴に割ときれいに埋め木がしてあります。その真横に配線がある為に、いかにも「配線の穴間違えました」感がプンプンしております。
リビングの様な丸型の大きな照明がつけば当然隠れてしまうはずですが、それは当方では分かりません。無塗装のムク材なので、うまく補修しても下手に着色すれば半年もしないうちに材が日焼けして補修したことがばれてしまいます。
そこで、近くにフシがあることをいいことに、埋め木の部分にフシを描いてしまうことにししました。
これなら焼けて変色しても目立つことはありません。ムク材の場合にはたまに使う技です。
「こんなの補修って言えるの?」と、思われるかもしれませんが、クレームのリスクを少なくするための立派な技と言えるでしょう。決してお客さんの目が「フシ穴」だと思っている訳ではありません。
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